東京都中野区

喜如嘉の芭蕉布

〜銀の糸でゝもあるように

  • アート・展示
  • リアルイベント

日程

2025年03月21日(金)

開場:11:00 閉場:18:00

開催期間:2025/03/21(金) 〜 2025/03/29(土)

会場

シルクラブ(中野山田屋) 〒165-0025 東京都中野区沼袋2-30-4

内容

映画上映
『平良敏子ドキュメンタリー』
(2025年/30分/監督葛山喜久)
3/20(木)13:00、3/24(月)〜29(土)13:00
映画『岡本太郎の沖縄』より再編集、平良敏子の日常を追った新作映画を初公開。
初日20日は上映後葛山監督と店主の対談あり。

実演 講師:平良美恵子
3/21(金)13:00「芭蕉のウーハギ」
3/22(土)13:00「芭蕉布の洗濯」
天候により21日22日の内容が入れ替わる。

琉球舞踊「瓦屋」
出演:志田房子(重要無形文化財「琉球舞踊立方」保持者)
3/23(日)13:00
琉球舞踊の人間国宝、志田房子氏による古典女踊り「瓦屋」。芭蕉の衣と共に想う琉球の美しい月。

展示
浦添高校写真部が写した、喜助家の芭蕉布、戦後の芭蕉布のワンピース、その他芭蕉布作りの道具などの写真を展示。

ヤンバルより愛を込めて
幻の糸芭蕉の芯(杭入り、ちんすこう限定100個、芭蕉布会館の人気の手ぬぐいや芭蕉の小物を販売。

カフェ
会期中2階はカフェになる。沖縄の銘菓をお楽しめる。


------
夏衣芭蕉着で夏が初めて夏になる(芭蕉布物語より)
陽春風 。これから沖縄はうりずんに吹く南風の季節です。雨が降り大地が潤い、作物の芽が出はじめています。2月。芭蕉布の平良美恵子先生が、津波対策のために山の上を開墾し、一から芭蕉畑をお作りになったと伺い、喜如嘉を訪ねました。山の上の大地に芽吹いた芭蕉は、生命力にあふれ、芭蕉布の生産数の減少など、様々な問題を忘れさせ「未来」がそこにある気がしました。柳宗悦は『芭蕉布物語』の中で、太陽の光にあたって輝く芭蕉の糸を、まるで銀の糸でゝもあるかのようにと述べています。その糸は清浄で、純潔で、美麗で、そうして強靭なのです、と。戦後の幾多の困難を乗り越え、名もない女性たちの美しくも強い意思によって守られ、作られてきた光輝く銀の糸。その糸の輝きは、芭蕉に関わってきた女性そのものの美しさであるのかもしれません。色鮮やかな煮綛芭蕉布、極細のナハグーのみを用いた大変珍しい絽の芭蕉布。現在制作数の大変少なくなりました芭蕉布を長い時間をかけて集めてまいりました。
シルクラブ 店主

問合先

シルクラブ

TEL:03-3389-4301