沖縄市
映画『ウンタマギルー』上映&高嶺剛監督トークライブ
- 映画
- リアルイベント
日程
2025年03月23日(日)
開始:18:00
料金
入場料 2000円 (1ドリンク別途)
内容
『ウンタマギルー』(1989/日本/120分/カラー)
沖縄の日本返還直前の複雑な時代を全篇ウチナーグチ(沖縄言葉)で展開する創造劇。多くの人々に愛された沖縄時代劇芝居「運玉義留」をもとに、時代設定を1972年の日本復帰直前におきかえた偶像劇で、海外でも絶賛された高嶺剛監督の代表作。全編ウチナーグチ(沖縄語)で展開され、日本語字幕付きという珍しい作品である。平凡な男が超能力を授かり、義賊となって悪徳商会などから盗みを働き、村人に分け与え、島中の人気者になっていくが、その背景には米軍統治下の沖縄があり、沖縄の複雑な立場が垣間見える。主人公ギルーを小林薫、妹のチルーを戸川純、妖艶なマレーを青山知可子が演じている他、沖縄の名優たちが脇を固めている。第63回(1989年)キネマ旬報 日本映画ベストテン第4位、第14回(1989年)報知映画賞 最優秀作品賞、ベルリン国際映画祭 カリガリ賞ほか受賞。
ストーリー
日本返還直前の沖縄で、製糖工場に勤める男、ギルー(小林薫)は、西原親方(平良進)の養女マレー(青山知可子)を誘い出し関係を持つが、そのことが親方に知られてしまう。また、マレーが豚の化身であることを知ってしまったギルーは親方の怒りを買い、妹のチルー(戸川純)の助言で運玉森に身を隠す。ギルーは森の妖怪キジムナー(宮里榮弘)から特殊な手術を受け、超能力を授かり、義賊・ウンタマギルーとなって米軍倉庫や悪徳動物商会から武器や食料を盗んでは、独立派のゲリラや貧しい村人に分け与え、島中の人気者となる。そんなギルーを題材とした芝居に本人役で出演中、西原親方の槍が命中し、ギルーの超能力は失われてしまう。月日が流れ、製糖所ではギルーそっくりなサンラー(小林薫)が働いており、マレーも居る。
監督・脚本:高嶺剛
キャスト:
ギルー/サンラー:小林薫(二役)
チルー:戸川純
マレー:青山知可子
西原親方:平良進
ウトゥーバーサン:間好子
テルリン:照屋林助
カマジサー高等弁務官:ジョン・セイルズ
キジムナー:宮里榮弘
アンダクェー:エディ(コンディション・グリーン)
安里親方:北村三郎
ギルーの母ンブシー:平良トミ
島袋警察長官:大宜見小太郎
キージー:赤嶺直美
レンキン:グレート宇野
三味線の老人:嘉手苅林昌
山城家の主人:伊良波晃
定員:24名
要事前申込 (電話予約 先着)