浦添市

企画公演『千本ゑんま堂狂言』

  • 伝統芸能
  • リアルイベント

日程

2022年06月12日(日)

開演:14:00

会場

国立劇場おきなわ大劇場 〒901-2122 沖縄県浦添市勢理客4-14-1

料金

入場料 3500円

内容

京都の三大念佛狂言のひとつ『千本ゑんま堂狂言(せんぼんえんまどうきょうげん)』は千年の歴史を持ち、京都の無形民俗文化財にも登録されている。他の念佛狂言と違ってほとんどの演目にセリフのあることが大きな特徴。組踊『執心鐘入』は能の『道成寺』を参考に作り上げられたと言われている。今回は、京都の引接寺で毎年5月に演じられる念佛狂言の『道成寺』などを紹介する。本公演では『引接寺』の狂言舞台を国立劇場おきなわに再現し、念佛狂言ならではの舞台を堪能できる。


第1部
念佛狂言解説:戸田義雄

1.『花盗人』
大名は、太郎冠者をお供にして、花くらべの会に出かけるが、うっかり者の太郎冠者は、用意した花を持って来る事を忘れてしまった。太郎冠者は大名に叱られ代わりの花を探して回ります。そこへ、花を使って一儲けをたくらもうと、心の良くない者が、花を持って現われる。太郎冠者は男の持つ花を都合よく手に入れて、大名に差し出そうと声をかけてみるが…。
大名:迫間悟空
太郎冠者:梅原友治
悪者:嶋 秀人
後見:岩見正樹

2.『牡丹獅子』
大名の屋敷の庭に、見事な牡丹が満開の花をつけた。 しかしその庭の牡丹を、毎晩どこからか獅子がやって来ては、荒らしてしまう。困った大名は、太郎冠者に獅子を生け捕りするよう言い付ける。太郎冠者は、色々な方法で獅子を捕まえようと試みるが、なかなか捕まえることができず、とうとう取り逃がしてしまう。困った太郎冠者は、逃がしてしまった言い訳を考える。
大名:小島偉生
太郎冠者:宮田勝行
獅子頭:田尻拓
獅子尾:嶋泰智
後見:梅原勝治

第2部
演目解説:戸田義雄

3.『道成寺』
能、歌舞伎でおなじみの道成寺。道成寺の鐘の落成法要の日、師匠坊に女人禁制をいいつけられた一朗と陀仏坊は、そのいいつけを破り、美しい白拍子を境内に入れ、鐘の供養に舞を舞わせる。実は、この白拍子は鬼神の化身で、二人を眠らせ鐘の中に身を隠す…

師匠坊:藤井洋
一朗:松岡誠
陀仏坊:戸田大地
姫:梅原友治
鬼神:宮田勝行

後見:梅原勝治
鐘後見:岩見正樹


(笛)戸田こころ・迫間智恵
(鰐口・太鼓)嶋民子

問合先

国立劇場おきなわ

TEL:098-871-3350

MAIL:info@nt-okinawa.or.jp