東京都中野区

松村久美 写真展「沖縄から〈沖縄〉へ 1969-79」

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日程

2026年05月08日(金)

開場:10:00 閉場:19:00

開催期間:2026/04/13(月) 〜 2026/06/03(水)

休館日​​:木曜日・日曜日・祝日 ※4/29(水)、5/31(日)は開館

会場

東京工芸大学写大ギャラリー 〒164-0012 東京都中野区本町2-4-7 東京工芸大学芸術情報館2F

料金

入場料 無料

内容

松村久美(1947〜)は、東京写真大学(現・東京工芸大学)を卒業後、1968年にアメリカ施政権下の沖縄を初めて訪れました。翌年、沖縄に移住し、本土「復帰」を目前に控えた沖縄に身を置くことになった。
 ベトナム戦争の出撃基地となっていた当時の沖縄では、日米安保体制に潜む矛盾が噴出しており、若き写真家は「復帰」のうねりを全身で受け止めるように、この地で起こるさまざまな出来事をカメラに収めていった。
 反基地闘争、米軍基地労働者・全軍労のストライキ、自衛隊の訓練、ベトナム戦争下で栄える「基地の街」、ハンセン病療養所・愛楽園、離島の暮らしや祭祀、海洋博…まだ女性の写真家がほとんどいなかった時代、「ヤマトンチュ(大和人)」であることの葛藤の中で撮り溜められた膨大な写真は、70年代の沖縄を手当たり次第に詰めこんだような熱と広がりを持ち、その射程は南米の沖縄移民にまで届いている。
 アジア・太平洋戦争の傷として残された米軍基地は、沖縄をベトナム戦争という新たな戦争への只中へと巻き込んでいた。沖縄から南米への移民の理由も第一次大戦期の深刻な経済不況や米軍による土地接収だったことを思い起こすなら、松村のレンズが捉えようとしたのは、戦争の傷痕を抱えながらも地に足をつけて生きる人々の姿だったと言える。
 1980年代にはエッセイ集『片想いのシャッター 私の沖縄10年の記録』を上梓するものの、沖縄からも写真からも一時遠のいた。2006年からは撮影を再開し、2026年には初の写真集『この先の島じまへ 1969年−1980年』の出版もされた。母校での初個展となる本展は、松村の沖縄との「出会い直しの旅」の一里塚となる。

●トークイベント
5/12(火)18:30〜19:45
東京工芸大学2号館B1Fマルチメディア講義室
登壇:松村久美(写真家)/港千尋(多摩美術大学教授)/小原真史(東京工芸大学准教授)


主催:東京工芸大学 芸術学部
企画監修:小原真史(写大ギャラリー運営委員)

問合先

東京工芸大学写大ギャラリー

TEL:03-3372-1321