那覇市
沖縄県立芸術大学 比較芸術学專攻主催 教養講座 アートレクチャー 2025
「目に見えない価値に触れる —中世ヨーロッパの教会宝物」 講師:太田泉フロランス
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日程
2025年10月24日(金)
開演:18:30 終演:20:00
料金
受講料 無料
内容
10/10(金)
「美術家・原口典之 「構造」への視点から」
講師:土屋誠一
戦後の日本において、重要なも美術家である原口典之(1946〜2020)は、これまで「もの派」の美術家の枠組みにおいて、取り扱われてきた。しかし、原口の仕事は明らかに、「もの派」の主流をなす美術家たちとは、根本に異なる問題意識に基づいていたように思われる。今年に開かれる、原口典之の個展とその調査結果に基づき、彼の作品における問題意識を、作品の「構造」という視点から再考する。
10/17(金)
「『八帖花伝書』を読む」
講師:波平八郎
『八帖花伝書』は、室町末期に能の諸伝書類を集成して編集された能の理論書・実演の手引き書で、編著者、成立年次は未詳。江戸時代を通じて流布し、狂言や浄瑠璃の芸論等にも影響を与えている。一方、「組踊」を創作した玉城朝薫は、江戸の演劇文化の影響を受けていた。その時期は『八帖花伝書』が広く読まれていたころである。朝薫が影響を受けた可能性のある演劇の理念を『八帖花伝書』の中に見いだす。
10/24(金)
「目に見えない価値に触れる —中世ヨーロッパの教会宝物」
講師:太田泉フロランス
ヨーロッパの教会を訪れると、今なお多くの場合宝物室が設えられている。中を覗くと宝石で飾られた金銀の容器や祭器が並び、その輝きにこれこそが宝物と感嘆されるかもしれない。しかしながら、これらの宝物の価値は、聖なるものを中に収めたり、典礼で用いられたりすることによってこそ生まれるものだった。中世ヨーロッパにおける教会の宝物コレクションを紐解いていくことで、人々がどのように聖なる存在と向き合ってきたのか、そこに造形物が果たした役割を探る。