東京都新宿区
演劇は戦争体験を語り得るのか-戦後80年の日本の演劇から-
- アート・展示
- リアルイベント
料金
入場料 無料
内容
2025 年は、第二次世界大戦終結から 80 年という節目の年。文学や映画などと同様に、演劇というジャンルにおいても、この間、戦争を題材とする多くの作品が生み出されてきた。演劇はその特性上、戦争の悲惨な光景を必ずしも映画のような写実性や小説のような詳細さを伴って描き出すことはできない。だからこそ劇作家たちは、舞台美術による暗示の効果や、役者の発する台詞が客席にいる人びとへの鋭い問いかけにもなるという演劇の強みを活かし、戦後に生きる私たちが戦争の記憶にアクセスしうるようなドラマトゥルギーを模索してきた。
本展では、公演ポスターや戯曲原稿、舞台美術模型、そして公演映像などの資料を、演劇作品内容の説明とあわせて紹介し、日本の演劇作品において第二次世界大戦の経験がどのように語られ、表象されてきたのかを紐解く。
第1章 「当事者世代」の戦争演劇
第2章 原爆の表象、あるいは表象不可能性
第3章 「焼け跡世代」の演劇⼈と戦争の影
第4章 さまざまな視点から⾒た戦争
第5章 沖縄と終わらない戦争
※第5章展示作品
知念正真『⼈類館』
詩森ろば『キムンウタリOKINAWA1945』
安和学治・国吉誠⼀郎『9⼈の迷える沖縄⼈〜afterʼ72〜』
藤⽥貴⼤『cocoon』『Light house』
兼島拓也『ライカムで待っとく』
公式URL
問合先
早稲田大学演劇博物館