東京都新宿区
『取い戻さな!我した琉球 先祖ぬ骨神』出版記念講演会「京大は、琉球人の遺骨を返せ!」
- 講演・講座
- リアルイベント
日程
2025年04月06日(日)
開演:14:45 終演:16:30
13:30~14:30 琉球人遺骨返還を求める会/関東 2025年総会(会員のみ参加可)
料金
参加費 無料
内容
登壇:松島泰勝(書籍編集委員長/琉球民族遺骨返還請求訴訟原告団長/龍谷大学教授)/仲村涼子(ニライカナイぬ会共同代表)
戦前に京都帝国大学の学者が琉球・今帰仁村の百按司墓から盗掘した遺骨の返還を求めた裁判の判決が、2023年9月22日に大阪高等裁判所で出された。遺骨の所有権が原告にあるとは認められないとした不当判決だったが、 一方で、判決の「付言」で「遺骨の本来の地への返還は現在世界の潮流になりつつある」、「遺骨は単なるモノではない。遺骨はふるさとで静かに眠る権利がある」と述べ、さらに「持ち出された先住民の遺骨は、ふるさとに帰すべきである」とした。また、判決本文で琉球民族を「先住民族」 と認定したことは、国家機関による歴史的な事実認定だと言える。
しかしながら、京都大学は未だに遺骨の返還に応じていない。原告、弁護士、支援者は、2018年12月の提訴から5年間にわたる裁判闘争の軌跡をまとめた書籍を、今年2月1日に刊行した。この出版記念講演会では、編集委員長の松島泰勝が、裁判の意義とこれからの運動の展望について語るほか、琉球における脱植民地化闘争の現状について、ニライ・カナイぬ会共同代表の仲村涼子が報告を行い、関東在住の賛同者の支援のあり方を考える。