前売 3000円

当日 3500円

前売 24歳以下 1500円 (中学生以下入場不可)

当日 24歳以下 2000円 (中学生以下入場不可)

9/2（土）19:00
9/3（日）14:00

暗黒舞踏の初期代表作とゲイカルチャー由来の美意識を足がかりに、明日の舞踏（ダンス）を妄想するパフォーマンスの幅広い可能性を追求し、国内外で高い評価を得る川口隆夫。これまで活動の核に据えてきたアイデンティティやジェンダーに関わる問題意識と、近年集中的にリサーチに取り組んでいる「舞踏」の二つを軸に新作に挑む。暗黒舞踏の創始者のひとり・土方巽の60年代の代表作「バラ色ダンス——A LA MAISONDE M. CIVEÇAWA（澁澤さんの家の方へ）」を出発点に、歴史をノスタルジックに回顧するのでも神格化するのでもなく、現代の視点からクリティカルに検証し、21世紀のダンスに新たな可能性を切り拓く。底抜けに明るい暗黒ショウ。

演出・振付：川⼝隆夫
出演：川⼝隆夫 三浦⼀壮、川村美紀子、藤⽥真之助、三好彼流、
⾳楽：梅原徹、小野龍一、松丸契
ドラマトゥルク：呉宮百合⾹
⾐裳：北村教⼦
照明：中⼭奈美
舞台監督：原口佳子
舞台部：前田淳
映像制作：合同会社MOTEA
映像オペレーション：仁山裕斗
プロデューサー：⾼樹光⼀郎
制作：林慶一
宣伝美術：北風総貴

関連イベント

●石膏ワークショップ
公演に登場する「石膏」による白塗りを、本人のレクチャーで実際に体験できるワークショップ。
8/13（日）14:00～17:00、参加費無料（要事前申込・定員8名）
https://www.nahart.jp/course/20230813/

●映像プログラム
「日本的〈キャンプ〉の水脈」
キュレーション：鈴木章浩（Art Saloon） Twitter：@SaloonArt
土方巽の生み出した『バラ色ダンス』の挑発と混沌の美学は、〈キャンプ〉的な美意識とともに、アンダーグラウンドの世界で脈々と受け継がれている。現代を撃つ、〈キャンプ〉でラディカルな映像作品を特集上映。
2023/9/2（土）15:00～　無料＊要申込み
中学生以下は入場不可

「日本的〈キャンプ〉の水脈」
・『貴夜夢富（キャンプ）』（1970年・45分）　監督：岡部道男
・「高田冬彦 短編集」（2013〜2018年・17分）　監督：高田冬彦
　- 「Dream Catcher」（2018年・4分30秒）
　- 「Afternoon of a Faun」（2015-16年・5分27秒）
　- 「Love Exercise」Short Version（2013年・7分）

●クロストーク　川口隆夫×新城郁夫
本公演の構成・企画・振付を担当する川口隆夫と沖縄文学やジェンダー・セクシュアリティを研究する新城郁夫（琉球大学准教授）による対談。
9/2（土）16:15　映画終了時間により遅れる場合あり
無料 要申込み

映画・クロストーク申込方法
はなーとインフォメーションカウンター、電話（10時〜19時、休館日を除く）で受付。

川⼝隆夫
1996年よりパフォーマンスグループ「ダムタイプ」に参加。2000年よりソロ活動を開始し、演劇・ダンス・映像・美術をまたいでパフォーマンスの幅広い可能性を追求する。08 年より私的パフォーマンスシリーズ『a perfect life』を展開し、13年に第5回恵⽐寿映像祭に参加。近年は舞踏に関するパフォーマンス作品『ザ・シック・ダンサー』（⽥辺知美と共に、12年）、『⼤野⼀雄について』（13年）を発表。後者はニューヨーク・ベッシー賞にノミネートされ、18年にはパリ市⽴劇場でも上演された。1960年代アメリカの公衆トイレでの男性間の性⾏為に関するアーカイブ資料を元にしたパフォーマンス『TOUCH OF　THE OTHER―他者の⼿』を15年にロサンゼルスで、16年に⾦沢・東京で上演。21年、「TOKYO REAL　UNDERGROUND」フェスティバルにてアーティスティックディレクターを務め、新作『ミノタウロ・ディスコ』を発表。同年、ダヴィデ・ヴォンパク、ふくだぺろと「INOUTSIDE」を共同企画。令和3年度芸術選奨⽂部科学⼤⾂賞受賞。
http://www.kawaguchitakao.com/

公演詳細

https://www.nahart.jp/stage/1686812977/