東京都中央区
女声合唱団 九月の風 第18回演奏会
- 音楽
- リアルイベント
日程
2023年05月19日(金)
開場:18:15 開演:19:00
料金
入場料 2000円 (全席指定)
内容
出演:女声合唱団九月の風/栗山文昭(指揮)/田中エミ(指揮)/鶴見幸代(三線)/斎木ユリ(p)/須永真美(p)
曲目
寺嶋陸也編曲:長崎の鐘(女声合唱のための戦中戦後の流行歌編曲集〉初演
信長貴富:わすれものをとりにいらっしゃい他 委嘱初演
鶴見幸代:沖縄の花束「月ぬ美しゃ」「こいなゆんた」「愛の子守唄」「国頭サバクイ」編曲委嘱初演
沖縄の花束 作品解説:
沖縄のわらべうたや民謡を編曲した合唱曲集で。編曲のご依頼をいただいてから、どのような選曲にするかを悩みました。作曲家の先輩方々が、わらべうたの素晴らしい編曲を多く手がけていらっしゃるので、なるべく曲がかぶらないようにしつつ、自分が沖縄生活で得た経験をもとに選曲しました。「月ぬ美しゃ」は八重山民謡の代表的な子守唄です。月がきれいなのは十三夜、という歌い出しの美しい音楽です。「こいなゆんた」も八重山民謡です。「ゆんた」は、田畑仕事などの共同作業をしながら歌われ、歌い手と囃子がテンポよく掛け合うことによって、作業が効率的にはかどります。たくさんの「ゆんた」がある中で、「こいなゆんた」は楽しいメロディにのせて、初夏の季節の自然の情景、山、木、花、こいな鳥(シギ)が登場します。「愛の子守唄」は戦後八重山で流行した新民謡です。表向きは明るい歌詞やメロディに、戦争の悲しみや悔しさが滲みでている内容で、方言撲滅運動と並行し、標準語励行教育が実施されていた時代に歌われました。八重山民謡の師匠である大工哲弘先生は、おじいちゃんが歌ってくれて覚えたんだそうです。「国頭(くんじゃん)サバクイ」は、首里城を建築する重い木材を、多くの人々が力を合わせて切り出したり運搬をする様子を歌った、沖縄民謡にしては珍しい労働歌です。最近は首里城復興イベントなどでも盛んに歌われ、人生の応援歌としても親しまれています。(鶴見幸代)
出演者リンク
- 鶴見幸代
- 女声合唱団九月の風
- 栗山文昭
- 田中エミ
- 斎木ユリ
- 須永真美