入場料 3700円

「屋慶名大主敵討」は琉球王国時代に作られたと思われ、古い組踊の台本資料集から復活した演目で、物語の途中で能楽の「三井寺」の謡曲が謡われているなど、能と組踊のつながりを感じさせることが特徴的な作品となっている。今回は指導に技能保持者の真境名律弘・比嘉康春、謡曲の指導に観世流の清水寛二を迎え、初の試みとして地謡（歌三線）が謡曲も担当する演出も盛り込んだ。当劇場では2008年ぶりの上演となる。


第1部　琉球舞踊
「四季口説」指導：比嘉いずみ　　　　
　　田島吟／嘉数千李／石川詩織／山入端依莉
「天川」名嘉京子
「江佐節」森久美
「取納奉行」根保光枝

第2部　組踊『屋慶名大主敵討』
立方指導：真境名律弘
地謡指導：比嘉康春
謠曲指導：清水寛二

配役
　屋慶名大主：宇座仁一
　饒辺大主：平田智之
　山岡の子：玉城匠
　浜村の子：上原崇弘
　亀千代：堀川裕貴
　亀千代の母：宮城茂雄
　川西の比屋：親泊久玄
　松本の比屋：比嘉克之
　山本の子：下地心一郎
　田仲下庫理：玉城慶
　屋慶名の供：山崎啓貴
　　饒辺の供：佐喜眞一輝
　　船頭：嘉数道彦
　　踊手一（若衆酒具）：宮里光也
　　踊手二（若衆酒具）：仲村圭央
　　踊手三（きやうちやこ）：髙井賢太郎
　きやうちやこ持（屋慶名）：伊波心

地謡
歌三線：仲村逸夫／喜納吏一／棚原健太
箏：池間北斗
笛：横目大哉
胡弓：森田夏子
太鼓：久志大樹