那覇市
『カベールの馬〜1966年久高・イザイホー』『南島残照 女たちの針突(ハジチ)〜沖縄・宮古諸島のイレズミ〜』
- 映画
- リアルイベント
料金
前売 1200円
当日 1700円 (会員割引有り)
大高生 1400円 (会員割引有り)
小中生 1000円 (会員割引有り)
シニア 1200円 (会員割引有り)
内容
9/24(土)〜30(金)10:10
10/01(月)~07(金)19:00
10/08(土)・09(日)18:30
10/10(月)~13(木)17:10(終映)
●『カベールの馬〜1966年久高・イザイホー』
(1966年撮影/1969年/28分 監督:北村皆雄)
イザイホーは、琉球王朝の聖地・久高島で十二年に一度午年に行われる神事。島で生まれ育った30歳から41歳までの女性が、島の祭祀集団に参加する神女としての資格を得るために行う。新しいセジ(霊力)を受け、男兄弟を守護するオナリ(姉妹)神、家・村の繁栄と安全を願う神女として新たに生まれ変わる成巫式である。1966年のイザイホーを題材に、島の始祖神話、オナリ神信仰、御嶽、風葬など神の島の精神文化を、北林谷栄演じる老女が語る幻想紀行。1978年を最後に途絶えたイザイホーの貴重な記録。小杉武久が音楽を手がける。のちに映像民俗学の草分けとなる北村皆雄監督の最初期作である。
●『南島残照 女たちの針突(ハジチ)〜沖縄・宮古諸島のイレズミ〜』
(1984年撮影/2014年/64分/カラー/4:3 監督:北村皆雄)
沖縄・宮古のおばあたちの手に刻まれたイレズミ〈ハジチ〉。かつて南は与那国島、北は奄美大島・喜界島まで南島女性の象徴として見られたが、明治時代の「文身禁止令」以降、次第に廃れていった。1984年、沖縄本島と宮古諸島にハジチを伝える女性を訪ね歩き、88歳から99歳までの女性22人に自らのハジチについて語ってもらった。激動の世を生きた女たちの人生が、深く刻まれたシワとともに、饒舌な島言葉で語られる。南島のイレズミ文化の消滅直前の貴重な記録である。
監督:北村皆雄
撮影:柳瀬裕史/北村皆雄
制作:北村皆雄/三浦庸子
監修:名嘉真宜勝
琉歌:嘉手刈林昌
わらべ歌:糸満市西崎小学校合唱部 採譜・編曲:杉本信夫
撮影助成:公益財団法人トヨタ財団
製作・配給:ヴィジュアルフォークロア