長崎県島原市
砂守勝巳 写真展「黙示の町」噴火から30年、災害記憶の痕跡〜30年後のめぐり逢い〜
- アート・展示
- リアルイベント
料金
入場料 無料
内容
砂守勝巳(1951~2009年)は、1951年、沖縄の地で軍属のフィリピン人の父と奄美大島の母とのあいだに生まれ、生き別れた父を探すためボクサーの道へ進んだ後に大阪で写真家に転身、57歳で胃がんにより没するという、稀有な経歴を持つ異色の写真家。本展では、30年前の1990年初頭、砂守が長崎・島原半島で起きた噴火災害を捉えた連作『黙示の町』を展示。噴火災害の語り部とも言える写真は、生々しい災害の様子を見事に切り取っていながら、写真集にもなっていない。
●砂守勝巳(すなもり・かつみ)プロフィール
1951年沖縄本島に生まれ、奄美大島で少年時代を送り、15歳で大阪へ。プロボクサー(神林拳闘会)を経て写真家となる。1975年3月、大阪写真専門学校(大阪ビジュアルアーツ専門学校)卒業。1984年、ドキュメント・フォト集『大阪流転』で月刊プレイボーイ誌のドキュメント・ファイル大賞奨励賞受賞。1996年、第15回土門拳賞・第46回日本写真協会新人賞受賞。2009年6月、胃がんにより57歳で死去。
著書
『カマ・ティダ - 大阪西成』(IPC、1989)
『オキナワン・シャウト』(筑摩書房、1992、『沖縄シャウト』と改題し2000年に講談社文庫)
『漂う島とまる水』(クレオ、1995)
『オキナワ紀聞』(双葉社、1998、『沖縄ストーリーズ』と改題し2006年にソニーマガジンズより刊行)
2020年原爆の図丸木美術館『黙示する風景』展、2021年ニコンプラザ東京THE GALLERY『CONTACT ZONE』展など。
主催:砂守メディアアーカイブズ
企画:砂守かずら
後援:NPO法人 長崎住まい・まちづくりトラスト