※写真撮影地：国営沖縄記念公園（海洋博公園）

約700年の歴史を持ち、沖縄の伝統芸能「組踊」の創出にも影響を与えたとされる「能楽」を、沖縄ならではの特別な会場で上演する「楽しむ能『楽』プロジェクト」が、11/12（火）～14（木）に沖縄本島北部で実施される。会場は11/12・13が海洋博公園内の野外舞台および海洋文化館、11/14が大宜味小中学校。演目は海や芭蕉など、各会場にちなんだ内容のものが選ばれており、能楽初体験の人も迫力満点の舞台が楽しめる。

◆楽しむ能「楽」プロジェクト
https://www.nohgaku.or.jp/special2024

●海洋博公園 屋外公演1日目
https://www.nohgaku.or.jp/special2024/performance/okinawa_241112
日時：2024/11/12（火）15:00開場/15:30開演
料金：A席（前方）2500円/B席（後方）1500円

『古事記』『日本書紀』に登場する海幸山幸神話を題材とした能「玉井（たまのい）」と、琉球舞踊「本花風（むとぅはなふう）」を上演。

●海洋博公園 屋外公演2日目
https://www.nohgaku.or.jp/special2024/performance/okinawa_241113
日時：2024/11/13（水）15:00開場/15:30開演
料金：A席（前方）2500円/B席（後方）1500円

ぴょんぴょんと動き回る蟹の精が登場する楽しい狂言「蟹山伏（かにやまぶし）」と、平知盛の亡霊が現れて大長刀を振るい、最後には碇を戴いて海に沈む壮絶な最期が描かれる能「碇潜（いかりかづき）」を上演。

●海洋博公園 海洋文化館公演
https://www.nohgaku.or.jp/special2024/performance/okinawa_241113_kaiyo
日時：2024/11/13（水）11:00開場/11:30開演
料金：2500円

歴史上有名な源義経、弁慶、静御前、平知盛などが登場する能「船辨慶（ふなべんけい）」を上演。太平洋地域の貴重なカヌー等が展示される空間に能舞台を設置し、大型スクリーンでの映像も活用した特別な公演となる。

●芭蕉布の里 能楽公演
https://www.nohgaku.or.jp/special2024/performance/okinawa_241114
日時：2024/11/14（木）15:30開場/16:00開演＠大宜味村立大宜味小中学校
料金：1500円

喜如嘉の芭蕉布が重要無形文化財に指定されてから50周年を迎えることを記念して開催。公演では実際に喜如嘉の芭蕉布を着用し、半能「芭蕉」を特別上演するほか、狂言「仏師（ぶっし）」、半能「土蜘蛛（つちぐも）」も上演。

各公演問合せ：公益社団法人能楽協会　TEL.03-5925-3871