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ボーダーインク編集部編/監修・古波藏契『「守礼の光」が見た琉球-写真が語る-米軍統治下のプロパガンダ誌は沖縄をどう描こうとしたか』

2024.04.04
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ボーダーインク編集部編/監修・古波藏契『「守礼の光」が見た琉球-写真が語る-米軍統治下のプロパガンダ誌は沖縄をどう描こうとしたか』

「守礼の光」は、1959~72年に沖縄で発行された米軍のプロパガンダ雑誌。「琉米親善」を掲げ、「良き為政者のもと順調に発展する沖縄」の姿を紹介するもので、視点は非常に偏っているが、戦後沖縄社会の貴重な記録でもある。本書はこの雑誌から写真を抜粋し、「ひとびとの暮らし」「冷戦下の世界と沖縄」「産業の近代化」「島の風景」「学校と社会教育」「芸能文化と娯楽」「復興と進歩」という7つのテーマで再構成。写真に添えられた注釈やコラムと併せて読めば、米軍が沖縄をどのように統治しようとしていたのか、その本心が見えてきて興味深い。

ボーダーインク
2,640円
2024/2/26発売

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https://borderink.com/?pid=179184016