那覇市の文化発信拠点・那覇文化芸術劇場なはーとで、9/23（金）～11/6（日）に沖縄復帰50年特別企画として、展覧会『帝国の祭典－博覧会と＜人間の展示＞』が開かれる。「人間の展示」とは、19世紀中頃から20世紀初頭に実施された世界中の万国博や植民地博で、産業製品を展示するだけでなく、植民地や非西洋諸国の集落を再現してその土地の人を「展示」し、生活の様子を見せたことを指す。日本でも1903年の第5回内国勧業博覧会で「学術人類館」を設置し、アイヌや琉球、アジア各国の人々に民族衣装を着せて「展示」していた（＝人類館事件）。本展では、キュレーターの小原真史のプライベートコレクションを中心に、そういった博覧会と「人間の展示」に関わる数百点の資料を紹介。グローバリズムや人種差別、植民地主義など、現代にもつながるさまざまな問題について探る企画となっている。11/3（木）～6（日）には同会場で、「人類館事件」をモチーフとした知念正真作の喜劇『人類館』が上演される予定。

◆帝国の祭典－博覧会と＜人間の展示＞

日時：2022/9/23（金）～11/6（日）11:00～19:00（第1・第3月曜休館）
会場・問合せ：那覇文化芸術劇場なはーと小スタジオ・ロビー（那覇市）TEL.098-861-7810
料金：入場無料

イベント詳細はこちらから
https://www.nahart.jp/stage/imperialfestival/