老朽化のため2016年に閉館した那覇市民会館に代わり、市の新たな文化芸術発信拠点として昨年10月に開館した「那覇文化芸術劇場なはーと」。5月もアート、演劇、舞台作品など、注目のイベントが目白押しだ。まず5/3（火）からは、沖縄出身でベルリン在住の美術家、照屋勇賢の個展「CHORUS コーラス」がスタート。「歴史と自然と私達」をテーマに、彼が過去や現在の沖縄と向き合い、未来の沖縄へと想いを馳せて創造した作品の数々を展示する。また5/4（水）～14（土）は、沖縄で活動する3劇団が「復帰」を題材に創作した現代劇を上演。三者三様の視点から、「沖縄にとって復帰とは」の問いに迫る。そして5/21（土）・22（日）は、現代美術家・束芋（たばいも）とサーカスアーティストのヨルグ・ミュラーが、日仏で共同制作したアニメ＆コンテンポラリーサーカスの舞台作品『もつれる水滴』が上演される。本作の国内公演は沖縄を含む4カ所のみなので、お見逃しなく。

各イベントの詳細は以下から

●照屋勇賢展「CHORUS コーラス」

●沖縄・復帰50年現代演劇集 in なはーと
劇団ビーチロック『オキナワ・シンデレラ・ブルース』
劇団O.Z.E『72’ライダー』
劇艶おとな団『9人の迷える沖縄人（うちなーんちゅ）』

●日仏共同制作作品『もつれる水滴（Tangled drop）』