秩父出身で、現在は奄美大島を拠点に活動し、沖縄とも縁の深いシンガーソングライターが、コロナ禍の2021年前半に沖縄のスタジオで制作した、ギターとピアノの弾き語りによる全曲一発録りアルバム。オリジナル4曲と他アーティストのカバー4曲に、ジャズのスタンダード、奄美のシマ唄も加え、全10曲を収録している。

オリジナルはもとよりカバー曲も、ハシケンが自身とじっくり向き合う中から生まれてきた言葉と歌声をていねいにつむぎ合わせ、その世界観にもっともふさわしいアレンジとサウンド（音響）を選び抜いて作り込んだ、手をかけた一点ものの逸品ぞろいという印象だ。従来のハシケンの持ち味のひとつでもあったセクシーさやエネルギッシュさとはまた違った、びいどろ細工のように繊細で透明で、それでいてしなやかな力強さを内包した歌の数々が楽しめる。グラス片手に夜ひとり、ヘッドフォンを耳に埋めて浸りたい一枚。現在、ハシケン公式SHOPとライブ会場で販売中。

Hasiken
HMMI-001
3,000円
2021/12/25発売

BIRTHDAY（くるり）/しあわせになろう/ほしいもの/恋をしたから（あいみょん）/世界の終わり（THEE MICHELLE GUN ELEPHANT）/光の速さで会いにきて/Drifter（キリンジ）/Summertime（オペラ「ポーギーとベス」より）/苦い砂糖/いきゅんにゃかな（奄美のシマ唄）

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